校歌
昭和20年制定
一 美田下に 見おろして 島のしずめの 世の主の 御社おわす 越山を 近く仰ぐも なつかしや 二 しののめ空の 紫に 輝く光 心とし 強く 明るく 朗らかに 正しく進む 負けじ魂 三 ああ日の本の 血を受けて 咲くや桜の 色清く 菊の香りの 気高さを 心の魂と みがかなん
校訓「負けじ魂」
(創立109周年記念式典学校長挨拶より)
十二月一日は、私たちが改めて校訓「負けじ魂」を心に刻む日でもあります。
今この学校は、十年前の百周年に落成したきれいな校舎ですが、明治の頃(明治三十一年)、学校を造るには今のように便利な機械も車もない時代で、柱になる木を切るのも、越山から運んでくるもの人間の力だったそうです。そして、校区の方々が一生懸命頑張って、8月にやっと完成しました。しかし、すぐに大きな台風がやってきて一晩で学校は壊れてしまい、校区の人々は悲しみと同時に「このままだったら、大城の子供達は勉強することができない。こんな災害には負けていられない。どんなことがあってももう一度学校を建て直し、子供たちに勉強させ、立派な人間になってもらおう」という思いで、子供たちも加わり、みんなで力を合わせて頑張り、わずか3ヶ月で学校を元通りに完成させ、十二月一日から勉強が始まったそうです。校区民挙げてのこの頑張りが、校訓「負けじ魂」の始まりです。
どんなに苦しくても、困難なことでも、みんなで協力しながら一生懸命頑張る心・あきらめない心・やり遂げる姿が「負けじ魂」です。